「器質性EDに悩んでいる。でも治療方法がわからない…」
このように考える方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、器質性EDの原因や治療方法について解説します。
器質性EDで悩んでいる方、原因や治療方法について知りたい方は参考にしてみてください。
器質性EDとは?
器質性EDとは、身体的な異常が生じることで勃起不全が起こるEDのことを指します。
神経障害や内分泌低下、血管障害などが原因で起こると言われています。
器質性EDの原因
器質性EDの原因を解説します。
主な原因としては以下3つです。
【器質性EDの原因①】内分泌機能低下
内分泌機能が低下すると、器質性EDになる可能性があります。
特に影響する要因としては、テストステロンの低下です。
テストステロンは、性機能や闘争心、勃起力や性欲を維持する作用があります。
加齢によって減少するとされており、40代以降になると、テストステロン値が大幅に減少する可能性が高いとされています。
加齢以外のテストステロン低下の要因は以下の通りです。
- ストレス
- 飲酒
- 喫煙
【器質性EDの原因②】血管障害
動脈硬化などの血管障害が起きると、陰茎の海綿体への血流が悪くなり、勃起不全が起こる可能性があります。
また事故で血管が損傷したり、前立腺がんなどの手術で血管が断裂したりする場合も、血流が悪化して器質性EDが起こり得るでしょう。
【器質性EDの原因③】神経障害
神経障害が起こると、性的興奮が脳に伝わりづらくなり、器質性EDになる可能性があります。神経障害の代表的な症状としては以下の通りです。
- 糖尿病
- パーキンソン病
- てんかん
- 糖尿病性神経障害
いずれの症状においても、脳への性的興奮が伝わりづらくなり、勃起不全が起こる可能性があります。
器質性EDの治療方法
器質性EDの治療法は、原因ごとで異なります。
それぞれ詳しく解説します。
【器質性EDの治療方法①】ED治療薬
ED治療薬によって、陰茎の血流が良くなり、勃起不全の改善が期待されます。
特に動脈硬化や加齢が原因で器質性EDになっている方は、ED治療薬で改善が見込めるでしょう。
国内で代表的なED治療薬としては、主に以下が挙げられます。
- バイアグラ
- レビトラ
- シアリス
ただし、他の疾患を患っている場合、併用することで副作用が出るリスクがあります。
ED治療薬を服用する方は、専門の医師に必ず相談の上、服用しましょう。
【器質性EDの治療方法②】生活習慣の見直し
器質性EDの原因には肥満や生活習慣病などが挙げられます。これらを防止するためにも、バランスの良い食生活を心掛ける必要があります。
糖分や塩分、脂肪分を過剰に摂ると糖尿病や高血圧、脂質異常症などが起きる可能性があります。日頃の生活から、間食や塩分・糖分を控えることが望ましいでしょう。
アルコールを過剰に摂取することも危険です。脳から性的興奮の信号が陰茎に伝わりにくくなる可能性があるため、注意しましょう。
また、運動不足も食生活の乱れと同様に生活習慣病の原因になり得ます。
日頃から適度な運動を心掛けるようにしましょう。身体を動かすことでストレス軽減や生活習慣病の予防が期待できます。軽いジョギングや散歩でも良いので、継続的に身体を動かす習慣を身に付けましょう。
【器質性EDの治療方法③】ICI治療
ICI治療とは、陰茎の海綿体に薬液を注射する治療法のことです。
注射することで、勃起が促進される効果が期待できます。
ED治療薬で効果が現れない場合や、生活習慣病や心臓病などによりED治療薬が併用できない場合に行います。国内では厚生労働省未承認の治療法ですが、ED治療として有用とされているのが特徴です。医療機関によっては、自由診療として治療が受けられるでしょう。
【器質性EDの治療方法④】テストステロン補充療法
テストステロン補充療法とは、性欲や勃起力を維持するために必要なテストステロンを補充する治療法のことです。テストステロンを補充することで器質性EDの改善が期待できます。
一方で、副作用が多い治療方法と言われており、テストステロンの増加によって以下のリスクが懸念されます。
- 動脈硬化
- 抜け毛
- 前立腺がん
- 前立腺肥大
本療法で治療する際は、専門医師に十分相談した上で治療しましょう。
器質性EDとは?原因や治療方法まとめ
今回は、器質性EDの原因や治療方法について解説しました。
器質性EDの原因は主に以下が挙げられます。
- 内分泌機能低下
- 血管障害
- 神経障害
治療方法としては、以下の通りです。
- ED治療薬
- 生活習慣の見直し
- ICI治療
- テストステロン補充療法
器質性EDの方は、ED治療薬の投与や生活習慣の改善をしながら治療を進めてください。
ED治療薬や生活習慣の改善でも効果が見込めない場合は、ICI治療をおすすめします。 テストステロン補充療法は、一定の効果が見込めるものの、副作用が出やすいとされています。本治療法を選択する場合は、専門医師に相談をした上で実施しましょう。
当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。
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この記事を監修した医師
ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一