うつ病とEDの関係性は?治療法について解説します
うつ病とEDには因果関係があるとされています。つまり、うつ病にかかっている方はEDの症状が出やすいということです。
一方で、うつ病を治療すれば、EDの症状が改善するケースもあります。本記事では、うつ病の治療法やEDを改善する方法について解説します。
うつ病とEDの関係性は?
うつ病はEDのリスクになる要素の1つとされています。国内の40〜64歳の男性約1400名を対象にした研究では、うつ症状がある方はそうでない方に比べ、EDを発症しやすいということがわかっています。
また、うつ病に関連するEDの発症としては、おもに以下の2パターンが想定されるでしょう。
- 心因性ED
- 薬剤性ED
うつ病などの精神的な病にかかると、性的興奮が伝達されなくなり、勃起不全になる場合があります。
また、うつ病治療のための薬を服用すると性的衝動に関わるドーパミンが抑制され、勃起不全が起こるケースがあるでしょう。
心因性ED
心因性EDとは、体の機能に問題がなく、心理的・精神的な要因から起こるEDです。近年では、若い男性でも発症することが確認されており、トラウマ・ストレス・うつ病などが原因で発症するケースがあります。
抑うつ状態になると、性欲が低下して陰茎に性的興奮が伝わらなくなり、陰茎海綿体に必要な血液が行き渡らなくなります。その結果、勃起不全が起こるおそれがあるでしょう。
薬剤性ED
薬剤性EDとは、常用している薬が原因となり発症するEDです。うつ病の治療で使用される抗精神病薬・睡眠薬・抗不安薬などは、性機能を悪化させるリスクがあります。
現在、抗うつ薬として最も使用されているSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、セロトニンを増加させる一方で、性欲に関わるドーパミンの抑制作用があります。
そのため、勃起不全につながるケースがあるでしょう。
うつ病に関係するEDの治療方法
うつ病に関係するEDの治療方法は、おもに以下の2つです。
- うつ病の治療を進める
- ED治療薬を服用する
うつ病にかかりながらEDの症状が出ている場合は、うつ病治療を最優先しましょう。一方で、EDの症状を放置するとうつ病が悪化するため、ED治療薬を服用して勃起不全を改善する必要があります。
うつ病の治療を進める
うつ病を患いながら、EDの症状が出ている場合は、うつ病を優先的に治療する必要があります。
うつ病を治療するためには、気分が落ち込んだり、憂鬱な気分になっていたりする原因を究明することが大切です。
たとえば、仕事のストレスでうつ病になっている場合は退職や休職、転職を検討することをおすすめします。
また、対人関係が原因でうつ病になっている場合は第三者の助けを借り、事態を良くする方法を模索・実行しましょう。
うつ病治療の場合、気分をコントロールすることが大切です。そのため、専門家に相談し、精神療法を受けることも必要になります。
ED治療薬を服用する
うつ病の症状が出ている一方で、EDの症状が出ている場合は勃起できないことがストレスとなり、うつ病の症状が悪化するケースがあります。
そのため、ED治療薬を服用し、勃起不全を改善することが大切です。代表的なED治療薬としては、おもに以下が挙げられます。
バイアグラジェネリック(シルデナフィル) | レビトラジェネリック(バルデナフィル) | シアリスジェネリック(タダラフィル) | |
特徴 | 世界で初めて製品化されたED治療薬のジェネリック | ED治療薬の中でも即効性がある | ED治療薬の中でも効果持続時間が長い |
効き目 | 強い | 最も強い | マイルド |
食事・飲酒の影響 | 受けやすい | シルデナフィルに比べて受けやすい | 受けにくいが個人差がある |
効果発現時間 | 約1時間後 | 約30分後 | 約1〜2時間後 |
効果持続時間 | 約4〜5時間 | 約5〜10時間 | 約30〜36時間 |
おすすめな方 | 知名度のあるED治療薬を活用したい方 | 即効性、強い勃起力を求める方 | 効果を長く持続させたい方 |
うつ病とED治療に関するよくある質問
うつ病とED治療に関するよくある質問は、おもに以下の2つです。
- うつ病とEDの両方の症状がある場合、どちらを優先的に治療すべきですか?
- 抗うつ薬が原因でEDになっている場合どうしたらよいですか?
うつ病とEDの両方の症状がある場合、どちらを優先的に治療すべきですか?
まずは、うつ病を治療することを優先しましょう。とはいえEDを放置すると、勃起できないことがストレスとなり、うつ病が悪化する要因になります。
専門の医師に相談し、段階的に治療を進めていきましょう。
抗うつ薬が原因でEDになっている場合どうしたらよいですか?
担当の医師に相談し、薬の量を調整しましょう。注意事項としては、自己判断で薬の量を
調整したり、中断したりしてはいけないということです。
必ず主治医に相談のうえ、治療を進めてください。
うつ病とEDの関係性は?治療法についてまとめ
うつ病はEDと密接な関係があるとされています。うつ病にかかっている場合、EDのリスクが高まる可能性があるのです。
もし、うつ病に罹患してEDの症状が出ている場合は、うつ病の治療に専念しましょう。また、必要に応じてED治療薬を服用することが大切です。
ライズクリニック錦糸町では、うつ病の治療は行っておりませんので、ご来院される際は事前に主治医の先生とご相談ください。
当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。
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この記事を監修した医師
ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一