ED治療薬を飲んだ後に避けるべき行動を解説します
ED治療薬を服用した後、身体に負担のかかる行動をすると、さまざまな副作用が発生して怪我をする場合があります。
本記事では、ED治療薬を飲んだ後に避けるべき行動を解説します。ED治療薬の効果持続時間を知り、安全なタイミングで服用しましょう。
ED治療薬を飲んだ後に避けるべき行動
ED治療薬を飲んだ後、以下の行動をすると、危険な状況に陥るリスクがあります。
- 車・バイク・自転車の運転
- 高所での作業
- 入浴・サウナ
- トレーニング
ED治療薬を服用後、上記の行動をする場合は、1〜2日経過してからおこなうようにしましょう。
車・バイク・自転車の運転
ED治療薬によっては、服用すると「彩視症」と呼ばれる症状が出るおそれがあります。彩視症は、薬効が持続する時間の間、視界に薄い色がついて見えるようになる状態です。
発生頻度は極めて低く、薬効が無くなれば症状は治まりますが、自動車やバイク、自転車などの運転時に症状が出ると危険です。
特に彩視症によって道路標識や信号機の色が認識できなくなると、大きな事故に発展し、命の危険につながります。
そのため、ED治療薬を服用してから薬効効果が過ぎるまでは自動車やバイク、自転車の運転は控えるようにしましょう。
高所での作業
ED治療薬を服用すると副作用として「めまい・立ちくらみ」が発症する場合があります。そのため、高所での作業中にこれらの症状が出ると、転落して重度の外傷を負ってしまうおそれがあります。
特に高所の作業では、基本的に立ちっぱなしの状態が長く続くため、めまいや立ちくらみが起こりやすいです。
ED治療薬を服用してから薬効効果が過ぎるまでは、高所での作業を控えるようにしましょう。
入浴・サウナ
入浴・サウナは、全身の血管が拡張し、ED治療薬の副作用である「めまい・立ちくらみ」を発生させる原因になります。
浴室やサウナでめまい・立ちくらみが起きると、転倒し、怪我をする場合があるでしょう。また、サウナの場合は他人にぶつかり、自分だけでなく周りに迷惑をかけてしまうケースにも発展しかねません。
ED治療薬を服用してから薬効効果が過ぎるまでは、入浴・サウナを避けましょう。どうしても入浴したい場合は、軽めのシャワーを浴びるだけに留めてください。
ジムにおけるトレーニング
ジムでトレーニング中にED治療薬の主な副作用である「めまい・立ちくらみ」が発症すると、ルームランナーから転落したり、バーベルを落としたりして怪我をするおそれがあります。
特にルームランナーの場合はめまいや立ちくらみで転倒すると、スピード調整が即座にできないため、危険です。
ED治療薬を服用してから薬効効果が過ぎるまでは、ジムでトレーニングすることは控えてください。運動する場合は、十分な時間が経過してからにしましょう。
ED治療薬の薬効持続時間
ED治療薬の種類によって、薬効持続時間は異なります。おもなED治療薬の効果持続時間は以下のとおりです。
バイアグラジェネリック | レビトラジェネリック | シアリスジェネリック | |
効果発現時間 | 約1時間後 | 約30分後 | 約1〜2時間後 |
効果持続時間 | 約4〜5時間 | 約5〜10時間 | 約30〜36時間 |
バイアグラジェネリックは最も効果持続時間が短く、次いでレビトラジェネリックが長いです。
シアリスジェネリックは、ウィークエンドピル(金曜の夜に使用すれば日曜の朝まで持続する)と言われるほど、長時間の持続効果が期待できます。
バイアグラジェネリックやレビトラジェネリックを服用した場合は、大事をとって翌日に車・バイク・自転車の運転などをしましょう。
シアリスジェネリックの場合は、最長で1日半程度は効果が続くため、車・バイク・自転車の運転などをする際は2日後におこないましょう。
それぞれの薬の効果発現時間も把握し、適切なタイミングで服用しながら日々の生活に支障がないよう行動してください。
ED治療薬の副作用は?
ED治療薬のおもな副作用には以下が挙げられます。
- 目の充血
- 頭痛
- 鼻づまり
- 顔のほてり
- 消化不良
- めまい
- 立ちくらみ
また、それぞれの薬の副作用の出方については以下の通りです。
- バイアグラジェネリック:出やすい
- レビトラジェネリック:やや出やすい
- シアリスジェネリック:出にくい
ED治療薬の副作用が最も出やすいのはバイアグラジェネリック、次いでレビトラジェネリックです。
一方でシアリスの場合は、副作用が少ないとされており、食事の影響なども受けにくいとされています。
効果の効きやすさや副作用は個人差があります。人によって、効果が効きやすかったり、副作用が強く出たりする場合があります。
万が一、激しい副作用が出る場合は速やかに医療機関を受診してください。
ED治療薬を飲んだ後に避けるべき行動を解説まとめ
ED治療薬を服用すると、効果が持続する時間の間、副作用が発生するリスクがあります。副作用が出た際に車の運転やジムでのトレーニング、高所での作業などをおこなうと、重大な事故に発展することがあります。
そのため、ED治療薬を服用後に上記に該当する行動をする場合は、必ず1〜2日経過するまで実行しないようにしましょう。
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この記事を監修した医師
ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一