EDと射精障害の違いは?それぞれの対処法を解説します
EDと射精障害の違いがわからず、治療に苦慮している方がいるのではないでしょうか。本記事では、それぞれの違いや原因、対処法について解説します。
適切な対処法を実践することで、EDや射精障害が改善し、パートナーとの関係改善などにつながります。ぜひ参考にしてみてください。
射精障害とは
射精障害とは、勃起はしているものの、正常に射精ができない状態です。原因は、誤った自慰の習慣や神経障害が関係しているとされています。
射精障害はおもに以下4つに分かれます。
- 逆流性射精
- 早漏
- 遅漏
- 膣内射精障害
原因として、手術や事故の影響、薬の副作用や誤った自慰などが挙げられます。
逆流性射精
逆流性射精とは、オーガズム(性的行為の中で起こる快感)を感じても、精液が膀胱側へ逆流して精子が出てこない状態です。
おもな原因は、前立腺肥大の手術や事故による脊髄損傷や神経障害、薬剤の副作用などがあります。
早漏
早漏とは、性行為の際に毎回もしくは挿入後1分以内に射精してしまう状態です。原因は、射精をコントロールする筋力が弱まったり、陰茎が性的な刺激に弱くなったりすることで起こります。
また、精神的なストレスやトラウマがある場合も、早漏になるおそれがあります。
遅漏
遅漏とは、性行為の際に長時間射精できない状態です。原因は、誤った自慰の習慣に関係があるとされています。
自慰をする際に握りしめが強かったり、床に擦り付けたりして強い刺激を与える習慣があると、膣内の刺激では物足りなくなって遅漏になるおそれがあります。
また、神経障害や薬剤の副作用、心的なストレスなども影響して遅漏が発生する場合もあるでしょう。
膣内射精障害
膣内射精障害とは、自慰をする際は射精できるのに、性行為で膣に挿入する際は射精できない状態です。
原因は、誤った自慰の習慣に関係があるとされています。陰茎を強く握りしめてマスターベーションを繰り返したり、うつ伏せで床に局部を擦り付けたりすると、強い刺激に慣れます。
その結果、性行為の際の刺激では物足りなくなり、膣内射精障害が発生するおそれがあるのです。
EDと射精障害の違い
EDと射精障害の違いは「EDが勃起ができない・維持できない状態であるのに対し、射精障害は射精ができない状態である」という点です。
前述のとおり、EDは性行為をおこなうために十分な勃起が得られない、もしくは維持できない状態です。
一般的に勃起する際は、性的刺激を受け、脳の中枢神経が興奮して脳から陰茎へと伝わります。
その後、海綿体の平滑筋が弛緩し、血液が流入することで勃起します。一方で、中枢神経や脊髄神経、陰茎に問題があると上記の過程で問題が発生し、勃起不全になるおそれがあります。
射精障害は、勃起が維持できているものの、正常に射精ができない状態です。通常、勃起した後は性的刺激が高まり、精子が精管へと送られます。
その後、精管に入った精子が精嚢や前立腺の分泌液と混じり合い、精液になります。オーガズムを感じると、前立腺の平滑筋によって精液が尿道に押し出され、射精するのが一般的な流れです。
しかし、射精障害になると上記の過程で問題が発生し、精液が放出できなくなります。
EDや射精障害を改善・防止する方法
EDや射精障害を改善・防止するおもな方法は以下のとおりです。
- 誤った自慰行為をやめる
- ED治療薬を服用する
自慰行為をする際は、正しい知識・やり方に準じておこないましょう。また、EDだけでなく、射精障害でお悩みの方もED治療薬で改善できる場合があります。
誤った自慰行為をやめる
おもに以下のような状態で自慰行為をしていると、勃起不全や射精障害を引き起こす原因になります。
- 強く握りしめる
- 床や壁を使う
- 足をピンと伸ばす
陰茎を強く握りしめたり、床や壁を使ったりして自慰行為をすると刺激が強くなりすぎてしまい、膣内の刺激が物足りなくなります。
その結果、EDや射精障害に陥るケースがあるでしょう。自慰行為をする際は、床や壁を使わず、軽く握った状態でおこないましょう。
ED治療薬を服用する
ED治療薬を服用すると、勃起不全が改善します。また、硬さ不足で膣からの刺激が不十分な場合、薬で改善することでスムーズな射精につながる場合があります。
「硬さが維持できず、うまく射精できない」「以前よりも性行為で刺激を感じなくなった」このような方は、医療機関でED治療薬の処方を受けてみましょう。
EDと射精障害の違いは?それぞれの対処法を解説まとめ
EDは、勃起ができない、あるいは維持できない状態を指します。一方で、射精障害は勃起はしているものの、正常に射精ができない状態です。
EDや射精障害ともに、誤った自慰行為をやめることで改善できる場合があります。また、ED治療薬によってスムーズに勃起・射精ができるケースもあるでしょう。
なかなか勃起や射精ができずお悩みの方は、一度医療機関を受診することをおすすめします。
当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。
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この記事を監修した医師
ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一