EDと食事の関係性は?おすすめの栄養素や避けるべき食材を解説
EDと食事には密接な関係があります。乱れた食生活を送ると、EDのリスクが高まります。一方で、健康的な食生活が維持できれば、EDのリスクを低減でき、予防につながるでしょう。
本記事では、EDと食事の関係性を解説し、おすすめの栄養素や控えるべき食材をご紹介します。ED治療中の方は、治療薬を服用しながら健康的な食生活が送れるよう努めましょう。
EDと食事の関係性は?
EDの原因の1つである器質性EDは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病がきっかけで起こるとされています。
生活習慣病は、食生活の乱れによって起こる場合があるため、器質性EDと食事には密接な関係があります。
食生活を改善するだけでEDが改善できるとは言えませんが、EDを予防したり、悪化を防いだりする効果が期待できるでしょう。ED治療のために、治療薬とあわせて、適切な食生活を送りましょう。
EDの方が摂るべき栄養素
EDの方は、食事の際に以下の栄養素を含む食事を心がけましょう。それぞれの栄養素について解説していきます。
亜鉛
亜鉛を摂ることで、男性ホルモンの1つであるテストステロンの分泌が促進されます。テストステロンには、性的興奮や性欲を引き起こすためのドーパミンの分泌を促す作用が期待されます。
テストステロンは、年齢を重ねていくうちに分泌量が減少するため、加齢とともにEDの症状を感じる方におすすめです。
また、ビタミンCは亜鉛の吸収力を高める効果が期待できるため、亜鉛を摂取する際はビタミンCも一緒に摂り入れましょう。
亜鉛を含むおもな食材は以下の通りです。
● 牡蠣
● レバー
● 煮干し
● 卵黄
● チーズ
● 豚肉
● アーモンド
上記に加え、ほうれん草やレモンなどに含まれるビタミンCを摂取し、効率よく亜鉛を摂り入れましょう。
DHA・EPA
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、必須脂肪酸であり、中性脂肪を下げて血液をサラサラにする栄養素です。摂取すると、器質性EDの原因である脂質異常症や肥満が予防できます。
DHA・EPAを含むおもな食材は以下の通りです。
● サンマ
● サバ
● イワシ
● アジ
DHA・EPAを摂取するために、上記の青魚を積極的に食べましょう。
シトルリン
アミノ酸の1種であるシトルリンを摂取することで、陰茎の血管を拡張する作用をもつNO(一酸化窒素)の生成が促進されます。
国立研究開発法人の「虚血に伴う勃起不全に対する新規アプローチ」によると、シトルリンを摂取することで、EDの改善がみられたとの報告があります。
シトルリンを含むおもな食材は以下の通りです。
● きゅうり
● スイカ
● ゴーヤ
● メロン
シトルリンは、特にウリ科の植物に多く含まれています。積極的に食べましょう。
アルギニン
アルギニンを摂取することで、陰茎の血管を拡張する作用をもつNO(一酸化窒素)の生成が促進されます。 アルギニンを含むおもな食材は以下の通りです。 ● アーモンド● 落花生● マグロ● ごま 免疫力の向上も期待できるため、積極的に摂取しましょう。
カルニチン
カルニチンはアミノ酸の1種であり、摂取することで精子の運動率を上げ、性機能を向上させる効果があるとされています。
カルニチンを含むおもな食材は以下の通りです。
● 牛肉
● 赤貝
● 鶏レバー
● 羊肉
上記を積極的に食べることで、ED治療をサポートする効果が期待できるでしょう。
EDの方が避けるべき食事
EDの方が、次に挙げる食事を取ると、症状が悪化する可能性があります。以下の食事は控えましょう。
脂肪分が多い食事
脂肪分を多く含む食事を取り続けると、動脈硬化や肥満につながり、EDのリスクが高まるとされています。
たとえば、以下の食材は脂肪分が多く含まれています。
● マヨネーズ
● 生クリーム
● バター
● チーズ
脂肪分の多い食材を食べると、ED治療薬の効果が薄まるおそれもあるため、注意しておきましょう。
塩分が多い食事
塩分が多い食事を取り続けると、高血圧に繋がり、動脈硬化と一緒にEDを合併する可能性があります。
たとえば、以下の食材は塩分が多く含まれています。
● ラーメン
● 味噌汁
● 漬物
● たらこ
● いくら
これらの味の濃い食べ物を好んで食べる方は、注意しておきましょう。
カロリーが多い食事
高カロリーな食事を取り続けると、糖尿病や動脈硬化などを発症するリスクが高まり、EDの要因になるおそれがあります。
たとえば、高カロリーな食材としては以下が挙げられます。
● 揚げ物全般
● スナック菓子
● カップ麺
男性が1日に必要なカロリーは、2200カロリー前後です。この点を意識し、カロリーを考慮した食事を取りましょう。
EDと食事の関係性は?おすすめの栄養素や避けるべき食材まとめ
食生活が乱れると、EDの原因の1つである生活習慣病のリスクが高まります。亜鉛やDHA・EPAなどを積極的に摂取することで、EDの予防や悪化が防止できます。 高カロリー・高塩分・高脂肪な食材を控えながら、ED治療薬の服用とあわせて適切な食生活を送りましょう。
当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。ライズクリニック錦糸町 ED治療 AGA治療 ピル処方
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この記事を監修した医師
ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一