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EDと睡眠の関係性は?睡眠不足が勃起不全に与える影響を解説

EDと睡眠の関係性は?睡眠不足が勃起不全に与える影響を解説します

EDと睡眠。これらには関係があることをご存知でしょうか。実は睡眠不足になると、EDのリスクが高まることがわかっています。

そして、睡眠に関する悩みを改善することで、EDが解消する可能性があることもわかっているのです。

本記事では、EDと睡眠の関係性を解説します。もし、睡眠不足に悩まされ、EDの症状が出ている方は、ぜひ参考にしてみてください。

睡眠中の男性の写真

睡眠に関する要因がEDを招くケース

睡眠はEDと密接な関係があります。睡眠に関する要因がEDを招くおもなケースは以下の3つです。

  • 睡眠不足
  • 不眠症の薬
  • 睡眠時無呼吸症候群

睡眠不足だけでなく、睡眠不足を改善する薬にまでEDになる要因が隠されています。睡眠に関するお悩みがある方は、注意しておきましょう。

睡眠不足

睡眠不足になると、ED発症のリスク要因である「テストステロンの分泌量低下」につながります。

アメリカの研究によると、8日間連続で5時間未満の睡眠を続けると、テストステロンの分泌量が10〜15%程度低下するという結果が出ています。

また、睡眠不足になるとテストステロンの分泌量が減るだけでなく、性欲や体力の低下にもつながります。

不眠症の薬

不眠症の患者さんに処方される薬の中には、薬剤性ED(薬の副作用で起こるED)を引き起こす原因になるものがあります。

たとえば、以下の薬を服用すると、副作用の影響でEDになるおそれがあるでしょう。

  • ロラゼパム
  • ジアゼパム
  • クロルジアゼポキシド
  • アルプラゾラム

とはいえ、自身の判断で薬の服用を途中で中止すると、不眠症が悪化するおそれがあります。

EDの症状が気になる方は、担当の医師に相談しましょう。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まったり、浅くなったりする疾患です。睡眠時無呼吸症候群は、日本泌尿器科学会のEDの診療ガイドライン【第3版】においても、EDのリスク要因の1つとされています。

EDと睡眠時無呼吸症候群との関連性を調べた研究では、疾患にかかった患者さんの場合、EDを発症するリスクが1.82倍になることがわかっています。

「いびきをかく」「しっかり寝ているはずなのに日中眠気が続く」「朝立ちしない」といった方は、睡眠時無呼吸症候群に陥っているおそれがあるかもしれません。

自分では気づきにくいケースもあるため、該当する症状があるか、家族に聞いてみることをおすすめします。

睡眠に関係するEDを治療する方法

睡眠に関係するEDを治療する方法は以下のとおりです。

  • 睡眠不足を解消する
  • 医師の指示のもと不眠症の薬を変更する
  • 睡眠時無呼吸症候群を改善する
  • ED治療薬を服用する

睡眠に関する悩みを改善することで、EDが治るケースがあります。睡眠の悩みが続く方は実践してみましょう。

睡眠不足を解消する

睡眠不足が続くと、睡眠の質が下がり、EDを引き起こすおそれがあります。そのため、以下の対策を実行し、睡眠の質を高めましょう。

  • 起床後に太陽の光を浴びる
  • 朝食をしっかり食べる
  • 就寝1時間半前に湯船に浸かる
  • 就寝2時間前までにスマホ・PCを触るのをやめる
  • 就寝前にカフェインやアルコールの摂取をしない
  • 毎日同じ時間に起床・就寝する

睡眠不足が続く方は、上記を実践してみてください。

医師の指示のもと不眠症の薬を変更する

不眠症の薬の影響でEDが発症しているケースがあります。不眠症の薬を服用し始めてからEDになった方は、担当の医師に相談し、不眠症の薬を変更しましょう。

注意すべき点としては、自身の判断で薬を変更したり、服用をやめたりしないことです。必ず医療機関を受診し、専門の医師に相談してください。

睡眠時無呼吸症候群を改善する

日本泌尿器科学会のEDの診療ガイドライン【第3版】によると、睡眠時無呼吸症候群のED患者にCPAP(持続的陽圧呼吸療法)によって、勃起機能が回復したというデータが出ています。

睡眠時無呼吸症候群に該当する方は、専門外来を受診し、治療に努めましょう。

ED治療薬を服用する

上記の対策と併用しながらED治療薬を服用することで、EDを根本的に改善することが可能です。

ED治療薬には、さまざまな種類があり、効果の出方や発現・持続時間が異なります。担当の医師に相談しながら、自身に合う薬を服用していきましょう。

EDと睡眠の関係性は?睡眠不足が勃起不全に与える影響を解説まとめ

睡眠とEDに深い関係があることは、日本泌尿器科学会のEDの診療ガイドライン【第3版】によって明らかにされています。

睡眠不足になることで、ホルモンバランスが乱れ、テストステロンの分泌が低下する可能性があります。

また、血圧が上昇して血管が収縮したり、ストレスが蓄積してEDにつながるケースがあるでしょう。

睡眠不足に悩み、EDの症状が出ている方は本記事の対処法をぜひ実践してみてください。大切なのは、一人で抱え込まないことです。

ライズクリニック錦糸町では、不眠症、睡眠時無呼吸症候群の治療は行っておりませんので、ご来院される際は事前に主治医の先生とご相談ください。専門の医師に相談し、できることから取り組んでいきましょう。

当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。


当院では、ED薬のオンライン診療も承っております。

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この記事を監修した医師

ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一

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