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Columns ED治療コラム

ED治療薬を半分に割って服用するのは問題ない?メリット・デメリットを解説

ED治療薬を半分に割って服用することのメリット・デメリットについて

「ED治療薬を半分に割っても問題ない?」

ED治療薬を服用していると、このような疑問を持つ方がいるかもしれません。

ED治療薬を半分にして服用する方法は、推奨されているものではありませんが、効果がなくなるわけではありません。

本記事では、ED治療薬を半分にするメリット・デメリットを解説します。それぞれを把握し、今後のED治療に活かしましょう。

ピルカッターの写真

ED治療薬を半分に割って服用するのは問題ない?

ED治療薬を半分に割って服用する方法は、推奨されるものではありません。開発・製造メーカーの添付文書などにも記載がないため、正式な服用方法とは断言できないでしょう。

とはいえ、半分に割って服用したとしても、効果がなくなるわけではありません。効果がマイルドになったり、持続時間が短くなったりする可能性があるものの、一定の効果が見込める場合もあります。

ED治療薬を半分に割るメリット

ED治療薬を半分に割るメリットは、以下のとおりです。

  • 薬の費用が削減できる
  • 飲みやすい用量に調整できる
  • 飲みやすい大きさに調整できる

ED治療薬を半分にすると、薬が飲みやすくなり、コストが抑えられます。

薬の費用が削減できる

1錠を半分に割ると、2回に分けて服用できるため、経済的なメリットが生まれます。たとえば、タダラフィル10mgを服用している方の場合、20mgを半分にすればコスト削減になります。

性行為の機会が多い方の場合、とくにメリットを感じやすいでしょう。

飲みやすい用量に調整できる

ED治療薬の副作用の出方は、人によって異なります。ED治療の患者さんによっては、低用量のほうが適している場合があります。この場合、飲みやすい用量に調整できる点はメリットといえます。

飲みやすい大きさに調整できる

錠剤が大きすぎて飲み込みにくい方の場合、錠剤を半分にすると、飲みやすくなるケースがあります。

通常のサイズで飲みにくさがある方は、試してみてもよいでしょう。

ED治療薬を半分に割るデメリット

ED治療薬を半分に割るデメリットは、以下のとおりです。

  • 薬の効果にばらつきが出る
  • 品質が落ちる
  • 匂いや苦味を感じやすくなる
  • 効果の持続時間が短くなる

ED治療薬を半分に割ると、品質が落ち、期待した効果が得られないおそれがあります。

薬の効果にばらつきが出る

ED治療薬を割っても、均一に半分ずつに分かれるかどうかはわかりません。場合によっては、用量に差が出てしまい、効果の出方が変わるおそれがあります。

品質が落ちる

ED治療薬を半分に割った後は、断面が露出しているため、そのまま保管すると品質が劣化するおそれがあります。

外気や湿気にさらされて品質が低下すると、期待した効果が得られなかったり、副作用が出たりする原因になります。

匂いや苦味を感じやすくなる

ED治療薬を半分にすると、中身が溶け出し、匂いや苦味を感じやすくなるおそれがあります。

患者さんによっては、服用が難しくなる場合があるでしょう。

効果の持続時間が短くなる

ED治療薬を半分にすると、体内への吸収・代謝を適正化するためのコーディングがなくなり、効果の持続時間が短縮するおそれがあります。

そのため、患者さんによっては期待した効果が得られない場合があるでしょう。

ED治療薬を半分に割る方法

ED治療薬を半分に割る方法は、以下の4パターンです。

  • カッター
  • はさみ
  • ピルカッター
  • ニッパー

それぞれの道具には一長一短があります。ED治療薬を半分にする場合は、なるべく錠剤専用のものを使用しましょう。

カッター

手軽に使える一方で、ED治療薬をカットする際に、手が滑って怪我するおそれがあります。また、カッターが刃こぼれする可能性もあるため、あまりおすすめできません。

はさみ

カッターより安全性は高いものの、はさみが刃こぼれを起こす可能性があります。どうしてもはさみを使いたい方は、錠剤カット用の専用はさみを使用しましょう。

ピルカッター

誰でも簡単に使用でき、安全性に配慮された方法です。ドラッグストアや100円ショップなどで簡単に入手しやすい点もメリットといえます。

ニッパー

強度が強いため、刃こぼれのリスクが低いものの、綺麗に半部にカットするのが難しい可能性があります。そのため、ニッパーを使用する場合は、錠剤カット用のニッパーを使用しましょう。

ED治療薬を半分に割って服用することのメリット・デメリットまとめ

ED治療薬を半分にして服用する方法は、推奨されていません。とはいえ、半分の錠剤を服用しても効果がないわけではありません。

ED治療薬を半分に割るメリットは、以下のとおりです。

  • 薬の費用が削減できる
  • 飲みやすい用量に調整できる
  • 飲みやすい大きさに調整できる

一方で、ED治療薬を半分に割るデメリットは以下が挙げられます。

  • 薬の効果にばらつきが出る
  • 品質が落ちる
  • 匂いや苦味を感じやすくなる
  • 効果の持続時間が短くなる

ED治療薬を半分に割る際は、安全性に配慮し、はさみやピルカッターなどを使用しましょう。可能であれば、錠剤専用の物品を使用することをおすすめします。

当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。


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この記事を監修した医師

ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一

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