混合性EDについて解説します。
混合性EDはふつうのEDとどう違うの?
どんな人がなりやすいの?
そんな方のために、混合性EDについて説明します。
混合性EDとは身体的な原因と精神的な原因が複数合わさって発症するEDのことです。
EDの中でも比較的割合が多いと言われている混合性ED。
本記事では、そんな混合性EDの主な原因や、なりやすい人について詳しく解説します。
気になる治し方についてもまとめたので、混合性EDについて知りたい方・悩んでいる方は参考にしてください。
結論
混合性EDは身体的・精神的な複数の要因が合わさって生じるEDのことです。
加齢による機能低下やストレス、病気が原因となって起こるとされています。
混合性EDは、医療機関による治療と生活習慣の見直しで症状の改善が期待できます。
混合性EDとは?
混合性EDとは器質性・心因性の両方の要素が合わさっている勃起不全のことを指します。
年齢問わず起こりうるEDのひとつですが、中高年の方が発症率は高めです。
はじめに、混合性EDがどんなものなのか説明します。
器質性と心因性の要素を持つED
EDには身体的な問題が原因となる器質性EDと精神的な問題が原因となる心因性EDがあります。
混合性EDは、器質性EDと心因性ED双方の要素を併せ持つEDです。
例えば、加齢による器質性EDが原因で性欲の低下を招き、心因性EDも引き起こしてしまった…こんなケースも混合性EDと言えます。
逆にストレスが元で心因性EDになり、そのストレスが悪化したことで体調を崩して器質性EDも併発するというのも混合性EDです。
混合性EDは器質性・心因性どちらか単独の原因で発生するEDより割合が多いとされています。
50~60代に多く見られる
混合性EDは若い年代よりも中高年に多く見られる傾向にあります。
理由は、加齢により身体・生理機能が衰えることで病気にかかる可能性が高まるからです。
また、年齢的に社会的な立場が変わったり、家庭では子供の自立や介護と言った変化を迎える時期でもあります。
不安やストレス、プレッシャーといった精神的な要因も大きいとされています。
これらの理由からわかるように、身体的な面からも精神的な面からも、50~60代は発症のリスクが高いと考えられるでしょう。
混合性EDの主な原因
混合性EDの原因は人により異なりますが、身体的もしくは精神的な原因のいずれかが引き金となります。
そのため、EDになりうる要因を理解し、気を配ることが予防の手助けとなります。
主な原因を確認していきましょう。
加齢による男性ホルモン減少・身体機能低下
加齢による男性ホルモンの減少や身体機能の低下は、混合性EDの代表的な原因のひとつです。
男性ホルモンであるテストステロンが低下すると、無気力になったり性欲が減少し勃起力が弱くなります。
また、身体機能の低下により血流が悪化することで、勃起の硬度が弱まり勃起が続かなることが増えます。
加齢による心身の機能低下は器質性EDにも心因性EDにもなる可能性があり、当然併発するリスクも高いと言えます。
精神的なストレスや過去のトラウマ
ストレスや過去のトラウマなど精神的な原因で混合性EDになる人も少なくありません。
具体的には下記のような理由で発症します。
- 慢性的な疲労
- 人間関係のストレス
- 過去の性行為の失敗によるトラウマ
- 身体に対するコンプレックス
- プレッシャーや不安 など
このような精神的な原因で心因性EDとなり、本人が自覚しないうちに積み重なると、身体に影響を及ぼし悪循環になる危険性があります。
過度のストレスは血管や神経を損傷し疾患になることもあり、そこから器質性EDにつながってしまうのです。
精神疾患・身体疾患
精神疾患や身体疾患は疾患そのものの症状にくわえて、治療に使われる薬剤の影響で性機能や性的興奮に影響を与える可能性があります。
混合性EDになるリスクがある精神疾患は以下のとおりです。
- うつ病
- 不安障害
- 統合失調症
精神疾患では、治療に用いられる精神安定剤や抗うつ薬といった治療薬の副作用が原因でEDになるケースが多く見られます。
次に、EDの要因になりうる身体疾患は、勃起に関係する器官でもある血管や神経・心臓の疾患です。
- 動脈硬化
- 糖尿病
- 高血圧
- 心不全 など
身体疾患でも、治療薬の副作用による影響があり、高血圧の治療薬である「降圧剤」がEDの原因になる場合があります。
また、このような循環器に関する疾患はうつ病との合併症も多いとされています。
つまり、病気自体もしくは治療薬が原因で器質性EDもしくは心因性EDを発症しやすいため、混合性EDにもなりやすいということです。
混合性EDになりやすい人は?
混合性EDは様々な観点からなりやすい人が想定されます。
身体的・精神的な複数の要因が合わさって発症するためです。
ここでは身体的・精神的両方の観点からなりやすい人を解説します。
生活習慣病を発症している人
生活習慣病を発症している人はEDになるリスクが高いと言えます。
代表的な疾患である高血圧や糖尿病、脂質異常症には血管を損傷してしまうという特徴があります。
また、糖尿病は神経へのダメージも少なくありません。
勃起には血管と神経の健康が欠かせませんが、生活習慣病で血管や神経が傷つくと勃起の維持やコントロールが難しくなります。
生活習慣病が原因で器質性EDになり、それが原因で性生活に自信が持てなくなり心因性EDにつながる可能性があります。
精神的ストレスが多い人
ストレスが多くて慢性的に緊張状態が続くと、性的興奮が低下し、勃起しにくくなる恐れがあります。
また、ストレスは心因性のEDの原因になるだけでなく、ホルモンバランスや自律神経の乱れから血流の悪化につながるリスクも。
さらに悪化すると、動脈硬化や高血圧などの症状を引き起こし、器質性EDも併発する状態となるのです。
肥満の人
肥満は、下記の理由から混合性EDになりやすいとされています。
- 糖尿病予備軍になりやすく、血管・神経障害を引き起こすリスクがある
- 脂肪組織が男性ホルモン低下を招き、勃起力が低下する
- 動脈硬化が進行し、陰茎への血流悪化を招く
- 肥満による自己イメージの低下や自信喪失
肥満による身体的リスクが器質性EDとなり、それによる精神的なダメージが合わさり心因性EDも発症すると言われています。
生活習慣が乱れている人
生活習慣の乱れは器質性・心因性両方のEDリスクを高める危険性があるため、混合性EDにもなりやすいと言えます。
生活習慣が乱れることで下記のリスクが生じます。
- 血流悪化
- 自律神経の乱れ
- 男性ホルモンの低下
- ストレスの増加 など
睡眠不足や暴飲・暴食、過労などにより、血流やホルモンバランスが乱れることで勃起しにくくなります。
さらに、ストレスの増加で自律神経が乱れると、勃起の維持・コントロールに影響を及ぼします。
このように、生活習慣が乱れると身体面・精神面両方からEDを引き起こす可能性があり、混合性EDに発展しやすいのです。
混合性EDの治し方
混合性EDの治療では身体と心の両方からアプローチします。
身体に対してはED治療薬を服用し、並行して生活習慣の見直しを行い、ストレス緩和など心のケアを図ります。
治療が負担にならないよう医師に相談しながら必要な対処をしましょう。
ED治療薬の服用
混合性EDの治療にはED治療薬「PDE5阻害薬」の服用が一般的です。
PDE5阻害薬は陰茎の血管を広げ、海綿体の血流量を増やすことで勃起の維持をサポートします。
日本では下記の3種類のPDE5阻害薬が利用されています。
- バイアグラ
- シアリス
- レビトラ(ジェネリックのみ※先発品は販売中止)
薬の種類・用量によって効果の現れ方や持続時間が異なるため、患者の症状やライフスタイルに応じて医師が最適な処方を決定します。
PDE5阻害薬でEDの完治はできませんが、陰茎の血管障害を抑えたりED症状の悪化を防ぐ働きもあり、服用することで混合性EDの改善に役立つとされています。
また、服用することで性行為が充実すれば自信が回復し精神的な治療の後押しにもなるでしょう。
生活習慣全般の改善
生活習慣の乱れはEDのリスクを高めます。
乱れた生活習慣が生活習慣病を引き起こし器質性EDになるだけでなく、心のバランスを崩し心因性EDになるというように双方の面から深いかかわりがあるからです。
そのため、混合性EDの治療には下記のように生活習慣の見直すことがかかせません。
- バランスの良い食事をとる
- 適度な運動を取り入れる
- 禁煙
- 過度な飲酒を避ける
- 十分な睡眠・休息をとる など
生活習慣が整うことで、EDの改善だけでなく悪化・進行を防ぐことにも期待できます。
自分自身で生活を整えることも大切ですが、医師に相談し適切な指導を受けるといいでしょう。
ストレス解消
過度なストレスは心因性EDの要因となるため、ストレスを溜めないことも重要です。
ストレスの解消方法は人によって違うため、自分に合う解消方法を知っておくといいでしょう。
参考に、ストレス解消方法の一例を紹介します。
- 身体を動かす
- 音楽を聴く
- 趣味に没頭する
- アロマを活用する
- 旅行に行く など
また、身近な人やカウンセラーに話を聞いてもらうことでもストレスは緩和します。
どうしてもうまくストレスが解消できないときは、医師やカウンセラーに相談してみるのもおすすめです。
混合性EDの症状が治るきっかけはある?
混合性EDの症状が治るきっかけは、EDが発症した原因や健康状態、ライフスタイルにより異なります。
ですが、様々な要因が絡み合っているため、医療機関で原因を特定し適切な治療を受けることが重要です。
ここからは、混合性EDの治癒に関して説明します。
混合性EDの自然治癒は難しい
混合性EDが自然治癒する可能性は人によって異なります。
ですが、一時的な勃起不全とは違い、身体的・心理的な要因が複数合わさっているため、自然に治るとこは難しいと言われています。
器質性EDの観点からは、原因となる血管や神経の障害が悪化すれば、症状は改善しません。
また、心因的EDでは、勃たない状態が続くことでストレスや精神的なダメージが増加する可能性もあります。
いずれの場合にせよ、混合性EDを放っておくことで悪化するリスクの方が高く、自然治癒の可能性は低いと言えるでしょう。
医療機関での適切な治療と生活習慣の改善が必要
混合性EDの改善には適切な医療的アプローチと生活習慣の見直しがポイントと言っても過言ではありません。
- 医療機関での適切な治療
- EDの症状や健康状態を元に、必要な治療を行います。
主な医療的なアプローチはED治療薬やホルモン治療・カウンセリング等です。
※ED治療薬は医師の診察なしに購入できません。 - 生活習慣の改善
- 食事・運動・睡眠・など生活習慣の見直しと改善を図ります。
血管や神経の健康を保つほか、精神的な安定にもつながります。
混合性EDは様々な要因が合わさっています。
どちらか一方だけではなく、医療機関での適切な治療と生活習慣の改善を並行して行うことが、混合性EDを改善する最も効果的な方法と言えます。
混合性EDとはのよくある質問・Q&A
- 40代で勃たない原因は何ですか?
-
加齢による男性ホルモンや身体機能の低下、生活習慣病やストレスなどが考えられます。
40代は生活習慣病のリスクが高く、動脈硬化による器質性EDの発症率が高いとされています。
ホルモンや身体・性機能が徐々に低下していくのも40代頃からです。
さらに、職場や家庭でのストレスやプレッシャーが重なることで勃ちにくくなる人も少なくありません。
- EDが薬で治らない(効かない)のはなぜですか?
-
健康状態の悪化や、服用方法が適切ではない、加齢による血管内細胞の老化などの理由が考えられます。
糖尿病などの慢性疾患がある場合は薬が効きにくい場合があります。
また、各PDE5阻害薬には適切な服用のタイミングや注意事項があり、決められた時間と用量を守らなかったり、行為後の服用や飲酒・脂っぽいものを食べたあとでは効果が発揮されません。
薬の服用方法については医師からの説明をしっかり理解したうえで服用方法を守って飲みましょう。
- 20代がEDになる原因は何ですか?
-
20代のEDはストレスなどの心因性によるものが多いとされています。
ストレスやプレッシャーなどの精神的な理由にくわえて、睡眠不足やアルコールの影響も大きいと言われています。
また、インターネットなどで過剰に性的な刺激を受けているため実際の性行為で上手くいかないという声も少なくありません。
まとめ
混合性EDとは、器質性と心因性の両方の要素を持つEDのことを指します。
器質性EDから心因性ED、もしくは心因性EDから器質性EDといずれかのEDが引き金となりもう一方のEDも併発してしまった状態です。
混合性EDは加齢による機能低下や過度なストレスや病気が主な原因と言われています。
自然治癒は難しいですが、医療機関の適切な治療と生活習慣の見直しで症状の改善が期待できます。
発症割合が多いと言われる混合性EDですが、適切な治療で改善が見込めるので、悩んでいる方は医療機関に相談しましょう。
当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。
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この記事を監修した医師
ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一