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低用量ピルを飲めない人・注意が必要な人|添付文書の「禁忌」と手術前後の休薬

低用量ピルは誰でも飲めるの?

低用量ピルには、飲めない人(禁忌)と注意しながら使う人が添付文書で決められています。

喫煙と年齢、前兆を伴う片頭痛、血栓症、高血圧、手術前後の休薬など、判断のポイントと受診時に伝えたいことを解説します。

飲めない人(禁忌)の主な例

トリキュラー(レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール)の添付文書(2026年8月改訂)では、次の人は禁忌とされています。マーベロンの添付文書でも、同様の20項目が禁忌とされています。

禁忌とされている主な人
喫煙と年齢35歳以上で1日15本以上たばこを吸う人
頭痛前兆(目の前がチカチカするなど)を伴う片頭痛がある人
血栓・血管血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患がある人、またはその既往がある人。血栓ができやすい体質(血栓性素因)、抗リン脂質抗体症候群の人
血圧・代謝高血圧の人(軽度の高血圧を除く)、脂質代謝異常の人、血管病変を伴う糖尿病の人
がん・出血乳がん・子宮体がん(子宮内膜がん)などエストロゲン依存性の悪性腫瘍、子宮頸がん(疑いを含む)、原因がわからない性器出血がある人
肝臓重い肝障害、肝腫瘍がある人
一時的なタイミング手術前4週以内・術後2週以内・産後4週以内の人、長期間安静が必要な人
妊娠・授乳妊娠中・妊娠の可能性がある人、授乳中の人
その他骨の成長が終わっていない可能性がある人、耳硬化症の人、心臓弁膜症の一部、妊娠中に黄疸などが出たことがある人、薬の成分に過敏症がある人

注意しながら使う人(慎重に判断)

同じ添付文書では、次のような人は「注意すること」とされています。飲めないわけではありませんが、医師が状態をみて判断します。

  • 40歳以上の人
  • たばこを吸う人(35歳未満、または1日15本未満)
  • 肥満の人、血栓症の家族歴がある人
  • 前兆を伴わない片頭痛がある人
  • 軽度の高血圧の人、耐糖能が低下している人
  • 乳がんの既往がある人、乳がんの家族歴や乳房のしこりがある人
  • 子宮筋腫、心臓の病気、腎臓の病気、てんかんなどがある人

添付文書は、喫煙で心臓や血管の重い副作用の危険性が高まり、年齢とともに増えるとして、禁煙するよう指導することも求めています。

手術前後は休薬が必要

血栓症の危険が高まるため、手術前4週以内と術後2週以内は禁忌です(添付文書)。日本産科婦人科学会のガイドライン(2015年度版の案)は、30分を超える手術では、少なくとも手術の4週間前からやめるとしています。

手術や入院の予定があるときは、早めに処方医と手術を担当する医師の両方に、ピルを飲んでいることを伝えてください。

よくある質問

Q. たばこを吸っていても飲めますか?

A. 添付文書では、35歳以上で1日15本以上吸う人は禁忌です。それ以外の喫煙者も注意が必要とされ、禁煙が勧められています。本数と年齢を医師に伝えてください。

Q. 歯の治療や小さな処置でもやめる必要がありますか?

A. どのような手術・処置で休薬が必要かは、内容によって異なります。処方した医師と処置を担当する医師に相談してください。

当院での低用量ピルについてはこちらもご覧ください。


【診療科目】

ED・AGA・アフターピル・低用量ピル・性感染症・ニキビ

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この記事を監修した医師

ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一

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