糖尿病とEDの関係は?治療法を解説します
糖尿病とEDには、実は密接な関係があります。糖尿病によって発症した症状が悪化し、EDにつながるケースがあるのです。
本記事では、糖尿病とEDの関係性や治療法を解説します。糖尿病にかかり、EDでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
糖尿病とEDの関係
糖尿病とは、インスリンが作用しないことで血液中を流れるブドウ糖が増加する疾患です。放置すると、血管がダメージを受け、腎不全・失明・心臓病などの重篤な疾患につながります。
米国国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(NIDDK)の調査によると、糖尿病の男性は、糖尿病に罹患していない男性に比べてEDの発症率が3倍以上高いと報告されています。
また、糖尿病の男性は、そうでない男性に比べて10〜15年早くEDになる可能性が高いとされているのです。
このことから、糖尿病とEDには密接な関係があるといえます。
糖尿病になるとEDになりやすい理由
糖尿病になるとEDになりやすい理由は以下の疾患、症状が関係しています。
- 神経障害になる
- 海綿体が機能不全になる
- 動脈硬化になる
上記が理由でEDになっている場合は、早期治療が必要不可欠です。
神経障害になる
勃起は、脳で感じた性的刺激が陰茎に伝わることで起こるものの、糖尿病によって神経障害になると刺激が伝わりづらくなります。
そのため、勃起不全が起こりやすくなるのです。
海綿体が機能不全になる
勃起が起こるには、平滑筋の弛緩が必要です。しかし、糖尿病によって海綿体動脈などの内皮細胞における「内皮型一酸化窒素合成酵素(eNOS)」の活性が弱くなると、弛緩が起こりにくくなります。
動脈硬化になる
動脈硬化とは、動脈の壁が硬くなったり、厚くなったりして本来の構造が破壊され、作用が働きにくくなる疾患です。
動脈硬化は糖尿病の代表的な症状の1つであり、内腸骨動脈から陰茎動脈にかけて硬化が生じると、勃起機能が低下します。
糖尿病に関係があるEDの治療法
糖尿病に関係があるEDの治療法は以下のとおりです。
- 運動療法
- 食事療法
- 薬物療法
医師に相談の上、適切な治療法を選択し、糖尿病・EDを改善していきましょう。
(当クリニックでは、ED治療薬の処方のみ行っております。)
運動療法
運動療法をおこなうと血糖がコントロールしやすくなり、インスリン抵抗性・脂質代謝の改善が見込めるため、糖尿病が治療できます。
従来の運動療法は、整形外科領域のアプローチとされてきました。一方で、現在は心臓リハビリテーションや生活習慣病改善といった内科領域のアプローチが活用されています。
食事療法
食事療法で治療を進める場合、朝・昼・夜の3食をしっかり食べ、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
食事する際は、ゆっくり噛んで腹八分ぐらいで食べることを意識してください。また、適正なカロリーを摂取することで、インスリンを分泌する膵臓の負担が減り、分泌機能が回復しやすくなるでしょう。
薬物療法
運動療法や食事療法をおこなっても血糖値が改善されない場合は、薬物療法で治療していく必要があります。
薬物療法では、おもにインスリン注射や経口血糖降下薬が使用されます。薬剤を選定する基準は、合併症や年齢・肥満の程度などを加味し、医師との相談の上で確定します。
ED治療薬を使用して糖尿病に関係あるEDを治療しよう
糖尿病によってEDが発症した場合でもあっても、EDが治療薬を服用することで、改善できるケースがあります。
日本では、バイアグラジェネリック・レビトラジェネリック・シアリスジェネリックがED治療薬として厚生労働省に承認されています。
それぞれの薬の違いは以下の表をご覧ください。
バイアグラジェネリック | レビトラジェネリック | シアリスジェネリック | |
特徴 | 世界で初めて製品化されたED治療薬のジェネリック | ED治療薬の中でも即効性がある | ED治療薬の中でも効果持続時間が長い |
効き目 | 強い | 最も強い | マイルド |
効果発現時間 | 約1時間後 | 約30分後 | 約1〜2時間後 |
効果持続時間 | 約4〜5時間 | 約5〜10時間 | 約30〜36時間 |
おすすめな人 | 知名度のあるED治療薬を活用したい方 | 即効性、強い勃起力を求める人 | 効果を長く持続させたい人 |
ED治療薬は、インターネットを活用して個人輸入可能ですが、偽造品や粗悪品を入手するきっかけになります。
これらを服用すると、重篤な健康被害を受けるおそれがあるため、ED治療薬は必ず医療機関で処方されたものを使用してください。
医療機関を受診する際は、医師に相談の上、自身の体調などに合わせて適切なED治療薬を選びましょう。
糖尿病とEDの関係は?治療法を解説まとめ
糖尿病とEDは密接な関係があります。糖尿病により、神経障害・海綿体の機能不全・動脈硬化などに陥ると、勃起不全につながるおそれがあります。
糖尿病に関連のあるEDを治療するためには、食事療法・運動療法・薬物療法などが効果的です。
また、症状によっては、ED治療薬を服用することで改善するケースもあります。必要に応じて医療機関を受診し、医師に相談した上で適切な薬を服用しましょう。
当院でのED(インポテンツ)治療についてはこちらもご覧ください。
当院では、ED薬のオンライン診療も承っております。
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この記事を監修した医師
ライズクリニック錦糸町 治療責任者 佐貫 榮一